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【NISAなのに損してる?】配当金をもらってるのにお金が減る理由とは

目次

はじめに:「配当金もらえたのに、なぜか資産が減ってる…?」

「配当金が入って嬉しい!」と思ったはずなのに、
証券口座を見たら含み損が広がっていて、「え?損してる?」と感じたことはありませんか?

NISA口座で投資をしていれば、利益が非課税になるはずなのに、
「配当金は出たけど、なぜかお金が減ってる」という現象が起きることがあります。

この記事では、

  • なぜ配当金をもらっても資産が減ることがあるのか
  • それは“損”なのか?
  • NISAでの「配当投資」の注意点
    を、わかりやすく解説していきます。

NISAって“非課税”なのに、なぜ損をする?

まず基本をおさらいしましょう。

✅ NISAとは?

NISAは、「少額投資非課税制度」のこと。

  • 運用益・配当金が非課税
  • 年間最大360万円まで投資可能(新NISAの場合)
  • 株や投資信託を買って、利益が出ても税金がかからない

これだけ見ると、「ノーリスクでお得」と思ってしまいがちですが、
元本保証ではないため、株価が下がれば当然含み損になります。

つまり、非課税でも“元本割れ”のリスクはあるのです。


よくある勘違い:「配当金=儲かってる」は間違い?

配当金が口座に振り込まれると、「お金が増えた」と感じるのは自然なことです。
しかし、配当が出たその瞬間に株価が下がるという仕組みがあることはご存じでしょうか?

▼ 株価は「配当分」下がる

これは「配当落ち」と呼ばれる現象です。
配当金を支払うと、企業の資産は減るため、その分株価も調整されるのが原則。

たとえば…

例:A社の株価が1株1000円、配当金が50円の場合

→ 配当金が出た直後、株価は理論上「950円」になります。

つまり、
「50円もらっても、株価が50円下がる」
= トータルの資産は変わらない
というわけです。


じゃあ、NISAで配当投資って意味ないの?

いえいえ、そんなことはありません。
「配当投資=意味ない」というわけではなく、目的次第で大きな差が出ます。

✅ 配当投資のメリット(NISA向け)

  • 税金がかからないので、配当金を全額もらえる
  • 現金収入になるため、生活費の足しにできる
  • 自動的に利益を実現できるので、利確の手間がいらない

しかし一方で、配当金が出るたびに株価が下がるため、トータルでは横ばいに見えることも。


「損してる?」と感じやすい4つのケース

① 配当金の額より株価下落のほうが大きい

→ 景気後退や企業業績の悪化で、配当以上に株価が下落する場合は、トータルでマイナスになることも。

② 高配当株を短期で売買している

→ 高配当株は短期では値動きが激しいこともあり、含み損が大きくなりがち

③ インカム目的なのに含み損が気になってしまう

→ 精神的に「損してる」と感じてしまうだけで、長期的には問題ないケースも多い。

④ 再投資していない(複利の力が使えない)

→ 配当金を受け取っても再投資しないと、資産が雪だるま式に増えない


配当投資と“資産成長型”の違いを理解しよう

投資スタイル特徴向いている人
配当投資配当金を受け取って現金収入にする家計の足しにしたい人/老後資金を作りたい人
成長株投資値上がり益を狙う資産を効率的に増やしたい人/若年層

どちらが正しいというよりも、目的に合わせて選ぶことが大切です。


配当投資で後悔しないための3つのコツ

1. 高配当=安全とは限らない

利回りだけで選ぶと、減配・無配になるリスクも。
企業の業績や財務を確認して、安定配当の企業を選びましょう。

2. トータルリターンを重視する

「配当金+株価の変動」を合わせたトータルの損益で判断しましょう。
一時的なマイナスに振り回されると、投資が長続きしません。

3. 長期目線で持ち続ける

配当金は時間とともに積み重なります。
「毎年〇万円ずつもらえる」と考えると、資産形成の柱になります。


おすすめの配当株・ETF(NISA向け)

銘柄名特徴
HDV(米国高配当ETF)高品質な大型株に分散投資。安定配当。
VYM(米国高配当ETF)幅広い業種に分散。中〜長期向け。
日本たばこ産業(JT)国内個別株で高配当&業績安定。

→ NISAなら、受け取った配当金も非課税でフルでもらえるので相性抜群!


まとめ:NISAで「お金が減る理由」は“仕組み”を知れば怖くない

  • 配当金をもらうと、株価はその分下がるのが普通
  • 含み損に見えても、配当が入っていればトータルはプラスの場合も
  • NISAでは「非課税」で受け取れることが最大のメリット
  • 損か得かは「トータル」で見ることが重要
  • 長期で見れば、資産を守りながら増やす力がある
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